仏陀の教え仏陀の教えの大まかなものは「自分と今」を大切に、「今」という時間だけを見て、自分を知り受け入れる事だと思います。仏教では、難しい語句でその事を説明されいます。仏教の核となる重要な教え「三法印」。そして、そこから4つの明らかになった真実「四諦」そこから、四諦の中の道諦を更に詳しく説いた「八正道」という実践的な方法。これらの言葉を知らないと「一体何故、今と自分に着目し、受け入れる事が楽へとつながるのか?」という事が理解できません。一つ一つの言葉を紐解いて行きましょう。08Apr2017仏陀哲学
諸行無常・諸法無我・涅槃寂静というムドラー「印」仏陀は「全ての人間が幸せになれる方法(真理)」を見つけました、そこに至る苦しみを解決する為には、物事の真の在り方を知る必要があります。「三法印」とは、それらを明らかにした仏陀の教えの核となる重要な「3つの真理」です。「三法印」とは、仏教の根本的な特徴を示す三つの印章(ムドラー)です。サンスクリット語で「印章」を(Mudra:ムドラー)と言い、ヨガでも手印や印相という手や指で作るシンボルの事を指します。サンスクリット語は、古代インド・アーリヤ語に属する言葉で標準的文語とされいますがサンスクリット語=インド語と認識される事もありますが、それは少々誤りがあるようです。また、仏教の他にもやヒンドゥー教、ジャイナ教などでも礼拝用語として用いら...08Apr2017仏陀哲学
見極められた4つの真理「四諦」今日に伝わる仏陀の教えの多くは、仏陀の弟子・または後世の人々がその教えを理解しやすいように体系化したものです。仏陀は、あらゆる精神的・肉体的要素「五蘊」は苦(四苦八苦)であるという「一切皆苦」を説きました。更にその苦しみと解決方法を、病気の容態・原因・快癒・治療法に例えて、4段階に分けて考えたのが苦集滅道の【四諦(したい)】です。【苦諦とは】苦諦:この世の中は「苦しみ」である。集諦:苦しみを「集めて」くるのは、自我の仕業である。滅諦:では、苦しみを集めてくる自我を「消滅」させれば、苦は存在しなくなる。道諦:消滅を実践する為の8つの「道しるべ」がある。この世は「苦しみ」で溢れていて、そもそも「苦しい」のだ。と言うのが「苦諦」です。現代...08Apr2017仏陀哲学
ストレスを無くす生活スタイル「八正道」三法印というこの世の仕組みが明らかになった後、「苦」から逃れる方法を探そうと仏陀は考えます。そこで明らかになったのが「この世の中は、苦で出来ているのだから、苦から逃れる事は無い」という事でした。しかし、同時に「苦」を「苦とも思っていない」という事も存在します。それはどういった事か?「苦を集めてきているのは、自我の仕業」だからなのです。そう、人によっては異なる自我のせいで「苦」は「楽」にもなるし、「楽」が「苦」にもなります。「苦を消滅させるには、自我無くせばいい!」と仏陀は悟るのです。そして、その自我を消滅させる実践的な方法として【八正道】という8つの方法を仏陀は記したのです。これは、日ごろの生活習慣そのもので、時に現代人は「楽」を「...08Apr2017仏陀哲学
仏陀とは仏陀とは2500年程前に生きていた人物で、本名を「ゴーダマ・シッタールタ」と言います。仏陀は「生きている全ての人間が、幸せになれる方法」を見つけた人です。その行為により、理想的な修行の完成者を指す「目覚めた人」という意味の『仏陀』と呼ばれるようになりました。仏陀の教えはとてもシンプルで、「自分と今」を大切に、あれこれ考えず「ただ生きる事」と教えています。自分一人にしか与えられない命は、大切な人に余命を与える事も、憧れの人と交換する事も出来ません。私たちはたった一つの自分しか、生きる事ができないのです。仏陀は生前、その教えの通り私を神のように崇めてはいけない、仏像を作ってもいけないと、人々に依存の心が生まれないように禁じてきました。そ...08Apr2017仏陀哲学