仏陀とは2500年程前に生きていた人物で、本名を「ゴーダマ・シッタールタ」と言います。
仏陀は「生きている全ての人間が、幸せになれる方法」を見つけた人です。
その行為により、理想的な修行の完成者を指す「目覚めた人」という意味の『仏陀』と呼ばれるようになりました。
仏陀の教えはとてもシンプルで、「自分と今」を大切に、あれこれ考えず「ただ生きる事」と教えています。
自分一人にしか与えられない命は、大切な人に余命を与える事も、憧れの人と交換する事も出来ません。
私たちはたった一つの自分しか、生きる事ができないのです。
仏陀は生前、その教えの通り私を神のように崇めてはいけない、仏像を作ってもいけないと、人々に依存の心が生まれないように禁じてきました。
そして「たった一人の自分にしっかりと向き合い、きちんと生きよ」と伝えて来たのです。
仏教の中で、その意味の元となる人間の存在の原理に当たる諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の物事の真のあり方を説いた「三法印」という重要な教えがあります。
そこから、「苦・集・滅・道」という4つの見極められた真実「四諦」という苦を消滅させる一連の流れを説きました。
そして、苦しみの解決方法に当たる『道諦』を、更に詳しく具体的な実践方法として説いたのが『八正道』です。
仏陀の教えは、「自分と今に向き合い、ただ生きる事」そして「きちんと生活をする事」以外の方法を説いてはいないのです。
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